虫歯の原因について
虫歯の原因について
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虫歯の原因は下の図に示すような3つの要素が考えられています。 この条件が3つそろうと酸がエナメル質でおおわれている歯の表面を溶かしていきます。 初期の段階であれば、唾液の力で修復がおこなわれ(再石灰化)、元の健康な歯の状態に戻りますが、 毎日の食生活が乱れていたり、歯のケアを怠っていたりと、歯垢が酸を産出しやすい環境であればあるほど、再石灰化が間に合わず、歯の表面の脱灰が進行していき、虫歯が悪化していくのです。 ではこれから虫歯の原因となる3つの要素について一つずつ説明していきたいとおもいます。 |
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1. 宿主条件(歯・唾液など)
歯にも虫歯になりやすい時期・部位があります。 時期としましては乳歯列期や混合歯列期です。つまり子供の歯や萌出まもない大人の歯は非常に虫歯になりやすいということです。 さらに虫歯になりやすい部位としましては歯の間や奥歯の溝の部分があります。これらは歯の表面のツルツルした部分と違って細菌が停滞しやすい部分になるので虫歯になりやすいということです。 次に唾液についてですが、唾液には細菌が出す歯を溶かす酸を中和させたり、酸で溶かされた歯を再生させたりする作用があります。そのため、唾液の性状や減少により虫歯になりやすい環境をまねくことがあります。 さらに歯並びや噛む回数などによってもむし歯のリスクが変化します。 |
2. 食べ物
酸産生菌群が酸を作る原料になる食品、特に糖類が原因になります。砂糖(蔗糖)は最も虫歯の原因となり、多くの食べ物に含まれています。 ここで例をあげると、みなさんがよく飲まれる500MLの炭酸飲料にもスティックシュガーに換算すると10本程度の砂糖が含まれているように、日常での多くの食品の中に糖は存在します。 さらに食べ物を摂取する時間にも影響を受けます。食事やおやつをとるたびに、お口の中は数分で酸性になり、歯の表面のミネラル成分が溶かされはじめます。 40分ほど時間がたつと、唾液の作用でお口の中が中性に戻り、溶かされた歯の成分がもとに戻りますが、再生される時間が確保できずに、ちょこちょこ食べていると、虫歯になりやすいお口の環境になってしまいます。ですから、おやつは必ず時間を決めて頂くことが重要です。 |
3. 細菌
虫歯の細菌が多い方は当然虫歯のリスクが上がります。ここで細菌を含む2つのキーワードについて説明します。 1つ目は「プラーク」です。これは簡単に言うと「食べかす」のような細菌のかたまりなのでご自身の日々の歯ブラシにより除去することができます。 2つ目は「バイオフィルム」です。これも簡単に言うと「歯の表面のヌメリ」ということになりますが、これは歯ブラシで除去することができません。 つまり、ご自身でのセルフケア(プラークコントロール)だけでなく、歯科医院でのプロケア(PMTC)をしていただくことが、お口の中のリスクを減少させることにつながります。 |