コラム
定期健診の大切さ ~幸せな人生のために~
こんにちは。
甲府市下石田、昭和町とも隣接した歯科医院の「たむデンタルクリニック」です。
おいしく食べるためには、歯が何本あるといいと思いますか?
答えは、「20本以上」です。
ただ歳を重ねて長生きするだけではなく、健康で満足度の高い人生を送るためには「おいしく食べられること」が、とても大切です。
自分の歯が20本あると、食べる幸せはもちろん、誤嚥(ごえん)や糖尿病、認知症などを予防し、全身の健康維持にも良い影響を得られます。
そんな幸せな生涯を送るためには、どうすればいいのでしょうか?
歯は、親知らずを除くと全部で28本です。
上下左右の歯を各2本ずつ失うとギリギリ20本ということになります。そう考えると、20本の歯を残すというのは、なかなか高い目標に思えるかもしれませんね。
けれども、歯科予防の先進国スウェーデンでは、すでに80歳の平均残存歯数21本以上を達成しています。
対する日本は、15本(歯科疾患実態調査/2018年より)です。
その差は、6本以上にもなります。どうしてこんなに差があるのでしょうか?
1970年代のスウェーデンは、日本よりも、むし歯になっている人が多い国でした。
そこで、国の方針として予防歯科に力を入れたところ、スウェーデンの歯科検診の受診率は、子ども100%、大人80%~90%にもなりました。
一方、日本の定期検診の受診率は、地域によって差はありますが10~30%という報告があります。歯科での定期検診やプロフェッショナルケアの不足が、歯の残存数の差としてハッキリと表れているのです。
そんな日本の歯科事情ですが、それでも国民の予防意識は年々向上しています。
2020年の調査では、80%近くが「もっと早くから歯科健診や治療をしておけばよかった」と後悔しているという調査結果にも表れています(歯科医療に関する一般生活者意識調査/公益社団法人日本歯科医師会より)。
80歳で20本以上の残存歯をもつ人の割合も、50%を超えました。
歯の健康が、食べる幸せや生きる幸せに直結しており、認知症や心疾患といった重い病気の防止にもつながることが明らかになってきたからでしょう。
歯を失うと、生涯医療費が、数十万~数百万円の単位で跳ね上がることも知られるようになってきました。
この機会に、たむデンタルクリニックで歯科検診を始めてみませんか?
プロケアとして歯科衛生士が歯のクリーニングを行いますので、歯の表面がツルツルになりますし、お口がすっきりして心地よいと好評です。
歯は人生の宝物。歯科予防に力を入れて、幸せな生涯を送っていただくことを願っています。